世の中にはボクと同じように、「仕事で英語が使えるようになりたい」と思う人がたくさんいると思います。
かくいうボクも、新卒で外資系企業に入社して10年間、営業部で全く英語が必要とされない立場で仕事をしていましたが、頭のどこかで『ああ、英語ができればなぁ』と漠然と考えていました。
このブログでは、入社10年目から本気で英語に取り組んでみようと思い始めてから、爆発的な成長を自分自身でも感じ、そして自然と外国人とコミュニケーションが普通に取れるようになった経験を紹介します。
まず!
騙されたと思って是非読んでみてください。
海外に長く住んでて英語が話せるようになった人からの経験談よりもむしろ、日本にいながら、そして普通の会社員という環境でありながら、英語を身につけてきたボクの経験は、日本で英語を習得したい皆さんの刺激になることに違いありません。
そしてボク自身も、皆さんが苦しんでいることを一通り経験してきました。
例えば、
①いきなり英語のメールが来たけど読めないよ~②英語でプレゼンなんて作るのもやるのも無理ゲー③外国人とディスカッション?いやこっそり帰らせて…
とかとか、ゲロ吐きそうな経験がたくさんあるので、絶対に力になれると思ってます。
今まで英語を勉強してきて話せるようになっていない方は、まず間違いなく、やり方が間違ってます。考え方も絶対に間違っています。
よく「どうやって英語を身につけたの?」って聞かれるんですが・・・正直そういう人に熱く説明してもピンとこないと思うんです。
英語なんてたかが言語なので、ある日『な~んだ、俺できるじゃん!』ってなります。こういう話聞いたことあると思うんですけど、これは嘘じゃないです。
ひとつだけ先に行っておきますと、
TOEICの勉強をしていても英語なんて一億パーセント話せるようになりません。普通に時間の無駄です。
外国人は、みなさんのTOEICの点数なんて興味ありません。コミュニケーションが取れるかどうか、そう、英語って学問でもなく、資格でもなく、言語=コミュニケーションツールなんです。
ボクの社会人生活の軌跡
冒頭でもふれたように、ボクは留学経験ゼロ、英語成績最低というスペックながら、なぜか外資系メーカーに入社しました。
外資系のメーカーって、本社と現場営業みたいに組織が分かれているところが多いと思うのですが、ボクの会社もまさにそのような感じです。
グローバル企業のスケールの大きさに魅力を感じたのと、日系企業と比べて給料が高いことが理由で入社しました。
現場の営業は、まったく英語力を求められません。
入社して何年間かは、英語のことなんてまったく頭にありませんでした。どうやって営業成績を上げて上司に認められるか、どうやってこの営業組織で評価されて出世するか、だけが仕事における興味でした。たぶん、こういう考えって一般的でしょうね。
ただ、数年たって営業部内でもそれなりに評価されてくると、頭の片隅に『英語ができれば本社で違うことができて、営業部内では天井の見えてる給料も、もっと高みを目指せるのになぁ、、、いや、ダメだ、地に足をつけろ俺』みたいな感情は少しずつ芽生え始めてきました。
外資系企業の中には、英語が仮にできなくても将来有望な人材にチャンスを与えるといった性質を持つ会社もあると思います。運のいいことに、ボクの会社もそんな性質を持ち合わせていました。
営業成績だけはこだわっていたのもあって、営業部内ではそれなりに良い評価を受け続けていたボクに、ある日チャンスが巡ってきました。入社から7年後のことでした。
「本社に異動のチャンスがある。若手で成長機会のある人材を送り込みたい。ちなみに上司は日本人だし、英語はいらないポジションだよ」といった話でした。
怖い…嗚呼怖い‼
けど、やってみたい。ということで、その異動を受け、本社に異動することになったことが、今思えば最大のきっかけだったかと思います。
本社に異動をすると、英語のメールが飛び交い、オフィスにいると外国人が歩き回り、それはそれは当時のボクにとっては日々恐ろしい日常でした。
幸い、当時の上司はとてもやさしく、『英語が必要な仕事はしなくていいよ~。こっちで全部サポートするからね』って感じで、めちゃめちゃ甘えまくりだったのを覚えています。
しかし、そんな中でもすごく自分の刺激になったのは、
英語のできない僕でもわかる英語が超ヘタクソな人でも、外国人とコミュニケーションを取ったり、英語の資料を作ったりするのを目にしたことです。
いやーもう、発音も日本語英語発音、この人英語できない人なんだなっていうオッサンでも、カタコトでも英語を使っていました。
これをきっかけに、ボクのやってみよう魂に火が付きました。
まずやったこと、それは単語帳を買って毎日単語の勉強をすること、社内にある英語の資料を読み込むこと。
結論、全く無意味!いくら単語を覚えても、座学で勉強しても、一向に英語ができるようになっている感覚は得られませんでした。
次によくある英語の聞き流し。かの石〇遼くんが宣伝をやってて、聞くだけで英語がペラペラになれるという魔法の勉強法。これも今になって思うと、本当に全く意味無し!逆にやらない方が時間を有効活用できたのではと思うほどです。
全く無意味っていうけどさ、英語のスキルはついてないかもしれないけど、英語に対する苦手意識は少しは抜けたんじゃないの?と思う方もいると思いますが、いや実に、そんなことをやっているのにもかかわらず、社内で歩いているときに外国人の声が聞こえてきたら、逃げるようにトイレに隠れたり、やっぱり英語から逃げたい気持ち自体も全く払しょくできていませんでした。
2年間が経ち、あるプロジェクトへの参加により、英語でプレゼンをしなければならなくなったタイミングをきっかけに、ボクは英語への取り組み方を180度変えることになります。
初めての英語のプレゼン、本番の2週間前から足も震え、食事も喉を通らない。
上司にサポートをもらいながら、英語のプレゼン資料を作り、そしてまたまた上司にサポートをもらいながらプレゼンのカンペ(スクリプト)を作り。。。(当時の上司の伊〇さんあの時は忙しいのに本当にすみませんでした)
でも、その時に上司から言われたことは、
「スクリプトをただ読むだけなんてやめなさい。スクリプトを見なくても話せるぐらいの準備をしなさい。読むだけなんてプレゼンとは言えない」
そう言われ、ボクは本番の3日前に覚悟を決めることになります。
そこから、会社帰りに一人でカラオケボックスに寄り、スクリプトを声に出して読み続ける。夜は家に帰らず(家に帰ると遊んじゃうので笑)、ビジネスホテルを取り、プレゼン資料を見ながらスクリプトを声に出しながら読むということを繰り返し、100%スクリプトの内容を頭に叩き込むということをしました。
そして想定される質問もいくつも予想し、その回答すらもすべてスクリプトとして丸暗記。若さがあったからできたのか、追い込まれていたのか、とにかく文章をぜ~んぶ丸暗記して本番に臨みました。
プレゼン本番、ボクは暗記した通りにプレゼンを行いました。
今思い返しても、ほんとに丸暗記したので、思った以上にスラスラとベシャリができたのを覚えています。
もちろんいくつか質問も来ましたが、準備していた質問に対しては案外すんなり回答することも出来たのです。
そこでボクが気付いたことは
- 日本にいる外国人、英語のできる日本人は、『こいつ英語得意じゃないんだな』というのはすぐにわかるもの。そして日本にいる外国人は、英語のできない日本人に超優しく、たとえ完璧な英語じゃなくても、理解しようと頑張ってくれるということ。
- 英語ができないのに頑張ったということに対して、彼らは非常に前向きにとらえてくれるということ。
- 一度声に出して覚えた英語は、スラスラ話せるんだということ。頭に叩き込む=インプットだけではなく、実際に話すこと=アウトプット両方をやらないと、英語を話すことなんてできないんだなということ。
でした。
仕事で英語が使えるようになって変わったこと
そこから5年ほど経ちますが、
今では英語の会議、毎週の英語プレゼン、ディスカッション、電話での会話、まったく苦しむことなくできるようになっています。
今では直属の上司も外国人で、日々業務のことを含めリモートで打ち合わせもしていますが、ほぼ日本語での会話と変わらず、非常にナチュラルに行えています。
さて、ここで英語を身に着けるメリットについて軽く触れますが、一番大きいのが地位の向上です。仕事と英語両方で成長したことによって、会社でのポジションも上がり、新卒時代年収400万円で入社した会社で、
15年で年収が5倍になりました。
もちろん、営業畑でのみキャリアを築いた同僚もいます。しかし、彼らはボクと比べて年収も1000万円以上も少なく、その先のキャリアが見えずにいます。
お偉いさんの外国人に一番わからないことは、日本人に対しての営業の部分についてなんです。営業は日本人を相手にするので、お偉いさんの外国人にもそのスキルはありません。
現場には営業スキルのある人はたくさんいます。本社には英語が堪能な日本人も腐るほどいます。でも、
営業もできて英語もできる人間は、本当に少ないです。
イコール、こういう人材は会社から重宝される、というのは、ボクがこれまでのキャリアにおいて気付いた大きなことです。
英語の勉強の仕方について
先ほど冒頭でも軽く触れましたが、英語を覚えたいと思って英単語帳とTOEICの問題集を買う人かなり多いと思いますが、正直言ってNGです。
英語の情報を頭に詰め込むこと、いわゆるインプットは確かに重要です。でも、詰め込んだ情報を発信すること、いわゆるアウトプットするためのインプットであることが重要です。
もっと簡単に言うと、何かをあの人に伝えたい、どうやって伝えようか、というのがきっかけであれば、それを伝えるための英語表現や単語を調べたうえで伝えたい内容を作り、それを伝えますよね。実際に伝えて会話が成り立ったら、自然にインプットとアウトプットができている状態です。この状態で覚えた英語表現や単語は、次も使えるようになります。
ただ単にインプットだけをしてそれを使わなければ、決してそれを使えるようになりませんし、覚えません。
結局英語を使わないといけない環境を作らないと、永遠に英語を身に着けることはできません!では、どうやってそういう環境を作って、その環境を活用してインプットとアウトプットを繰り返していくのかの方法をお伝えします。
- 英会話スクールの使い方
ボクも英語学習の初期段階では、英会話スクールに週一回通いました。
全く無駄ではなかったとは思いますし、週2時間英語の環境を置いていること自体悪い事ではありません。
しかし、『ただ通う』『ただ授業をこなす』となってしまい、無意味になってしまう方が大半であるというのも事実であると思います。
では英会話スクールに高い月謝を払って、ただ通っているだけというところから脱却するためにはどうすればいいか。それはずばり予習です。
その日に、どのテキストのどのページの授業をやるのかというのは、だいたいの場合、事前にわかっているのではないかと思います。
その授業の前に、『今日は授業は、こういう話になりそうだな。だとしたら、こういうエピソードを事前に準備して授業で話してみよう』みたいな感じで、講師の外国人にぶつけてみるんです。
そうすることで、自分の発信した内容で授業内の会話が盛り上がり、大きな達成感に繋がります。
もし、今英会話スクールに通っている方がこれを見ているとしたら、是非一度試してみてください。
- オンライン英会話
英会話スクールも使えますが、週一回の授業って正直言って十分ではありません。
そこで今の時代、レアジョブ、ネイティブキャンプ、DMM英会話のようなオンライン英会話というサービスが多数存在しており、ボクもこのオンライン英会話を実施していました。
オンライン英会話サービスが良く分からないという方に簡単にそのサービスの概要を説明すると、月に1万円程度で外国人の先生とオンラインで、一コマ25分程度のオンライン授業を受け放題みたいな、超簡単に言うとそんなサービスです。
サービスのホームページにログインすると、講師たちのスケジュールが見られるので、自分と都合の合う時間に予約が取れる講師を選び、予約日はPCもしくはスマホから直接顔を見ながら講師とコミュニケーションをすることができます。
オンライン英会話サービスを本当に有効活用するための、ボクなりの方法を伝授します
- できるだけ同一の講師と長期間レッスンを行う。
講師の中には様々な人がいます。自分とフィーリングが合う人もいれば、正直フィーリングが合わない人もいるのは事実です。
だからこそ、最初のうちは何回かいろんな講師とレッスンをしてみてください。
そして、「この人いいな」と思う講師が見つかれば、可能な限りその講師に集中して予約を入れましょう。
毎回違う講師とレッスンをすると、毎回『はじめまして』のスタートとなりますが、正直毎回自己紹介をするのは煩わしいし、早く本題話そうぜって思うようになります。
毎回同じ講師とレッスンをすることができれば、相手も自分のことを覚えてくれるようになり、また前回話した内容とかも頭に入っています。
非常に効率的に授業を進めることができますし、また本当に良い講師と出会えれば、その講師があなた自身の英語に対して目標設定を行ってくれたり、あなた自身の成長に合わせて授業を行ってくれるようになり、そこまでいけば月1万円でここまでできるサービスは他にないと思います。
本当にコスパ最強です。
- 覚えた英語表現をアウトプットする場にする
こちらは英会話スクールの活用方法に書いたこととほぼ被りますが、オンライン英会話の場合は毎日インプットしたことをアウトプットできるというところが、圧倒的に優れています。
今日はこの表現使ってみよう、前回のレッスンで覚えたこの表現、今回復習がてらもう一回使ってみよう、こういう活用方法の繰り返しで、気付いたら本当に自然に覚えていきます。
英単語2000語だけをひたすら覚えるよりも、会話するために覚えた英語の方が、長期的に頭に残りますし、自然に使えるようになるのです。
- 自分が気になるトピックについて話す
サービスの中には、英文で最近話題のニュース記事などがあり、それについて講師とディスカッションすることもできます。
ボクはこれをよくやっていました。
なぜなら、自分が興味のないトピックだったり、ただの英語のテキストを進めるだけの授業って、ボクにとってものすごく退屈だったからです。
例えば、車が好きだったら、最近コロナの影響で国際的なICチップ不足で車業界打撃を受けているというようなニュース記事を使って、自分の興味のあるようなトピックについて話すことも可能で、退屈せずに授業をすることができます。
今ここに書いた内容は本当に一部であり、今後このブログを更新していくにあたって、もっと深掘りした、ボクの経験に基づいた英語習得方法をアップしていきますので、更新をご期待ください
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